クラッチフルードが劣化するとどうなる?

クラッチフルードはMT車にとって重要なメンテナンス項目の1つです。

 

MT車の場合ですとAT車と違ってシフトチェンジを行う際に毎回クラッチを踏む動作が必要になるのですが、その際にクラッチを動作させるためのオイルがクラッチフルードなのです。

 

フルードはマスターシリンダーというエンジンルーム内にあるオイルタンクから配管の中を流れており、クラッチペダルを踏むと油圧で動作する仕組みとなっています。

 

そしてこのフルードも実はエンジンやミッションオイルと同様に使用をくり返していくと劣化してしまうのです。

 

新品状態だと透き通るくらいに綺麗だったフルードがシリンダーの中で鉄粉などの汚れを拾ってき真っ黒に変色してしまい、その性能も下がってしまいます。

 

またフルードが劣化したりしていくとクラッチペダルを踏んだ際にやたらと重たくなったり、または踏んでもスカスカで全くクラッチが作動しないといった現象も起きます。

 

特にスポーツタイプの車種ですと、クラッチフルードの中に空気が発生してしまい、ペダルを踏んでも油圧が正常にかからない状態となりベーパーロックと呼ばれる危険な現象も起きるのです。

 

実はクラッチフルードというのは空気中に含まれる水分を吸い取るという特質を持っており、そこでフルードの沸点が下がってしまう現象を起こし、そこからクラッチのベーパーロックを誘発したりします。

 

さらに劣化したフルードはシリンダー内のゴムパッキンと呼ばれる漏れを防ぐ部分に負担をかけ、ゴムの硬化や収縮などを誘発してフルード漏れを引き起こします。

 

こうなった場合、フルードの交換だけではなく、マスターシリンダーのオーバーホール、もしくは丸々交換するといった高額な費用が発生してしまいます。

 

そこで、クラッチフルードの交換の目安ですが、できるだけ年に1回は行うようにしてください。これでMT車のシフト操作が快適に行われるのを維持できます。

 

またスポーツタイプの車種でサーキット走行などを行う場合は3ヶ月に1度の周期で早めに行うのが良いでしょう。

 

当然の事ながら、売却時に査定を行う際にフルード漏れが起きている場合、修理をしなければなりませんので、査定金額が下がってしまいます。

 

日ごろのメンテナンスをしっかりと行って点検をしていれば異常が起きる前に対策出来ますので、一度確認してみて下さいね!